White Cristmas★

11月後半、ようやく雪景色となり氷の上をペンギン歩きで歩いています。例年のように、この時期に施設実習訪問に行き(インフルが出ないことを祈り)、卒論指導のために研究室待機。今年は自分の論文をひとつあきらめて、この時期に臨みました。

時間通りにやってきた4年生のQさん、目が腫れています。N「大丈夫?」Q「徹夜で書いていたんです」N「おお」。文献研究の総括をきっちり書いて、3節程でいい考察を6節書くといいます。N「そんなに長くしなくてもいいよ」Q「これを書くために今日まで勉強してきたんです!」Qさんの勢いに圧倒されました。たくさん書かせろなんていう学生はまずいません。母子家庭も父子家庭も経験した彼女が、日本と外国のひとり親制度を比較して政策提言する力作です。思い切り書いて、こんがらがったらほどいてあげよう。それが、Qさんのこれまでこれからの人生の糧となることでしょう。私は共同研究者であり、指導教員であり、母のような気持ちも陰ながらもって伴走しています。

あと3週間、一年で一番暗いこの季節なので、実習室にも研究室にもツリーを飾って明るくして。保育学科最後の卒論です。来年度はまた違うところを明るくできたら。