ライフマネジメント

学会の帰りに30年来の仲良しの先輩としみじみと話をした。自分なりにいい仕事をしてきたと思うけれど「もっとやれたのではないか」と思うと。それは私も同じで子育てがあったり自分が病気をしたり思わぬタイミングで思うようにならないことが多々あり。うまく生きる女性研究者は20代でD論を書いて専任になってから子どもを産んで育休をとって、それからやりたい研究をするんだね。って今更に知ってもスタートから紆余曲折だったし。でも「もっとできたはず」と思って今も進化しているのは、研究者としてなかなかいいと思う。

スナフキンが「春の喜び」ではなく「春の哀しみ」という曲をつくるように、楽しいことだけではない、いわゆる「うまく」いかない人生は味わい深い。

来月は息子たちが孫を連れて来てくれる。Cたんの目に私はどんなおばあちゃんに見えるのかな。研究がありお宝がある人生に感謝して。中秋の名月が金色で冴え冴えとしています。