晩夏(2)一路学会へ

9月8日(土)なんとか2日凌ぎましたが、まだ信号もつかずJRも動いていません。この日は日本家族社会学会のために10時の飛行機で上京する予定でした。えいっと車を出すことも考えましたが空港の様子もわからず、考えた末タクシーのドアをたたき、「新千歳空港まで行ってもらえますか?」と聞きました。清水の舞台でした。

9日には「子産み・子育てに対する養育者・支援者体制と政策の関わり」という企画セッションを20年以上憧れていた舩橋恵子先生とご一緒する機会がありました。事前のメール会議も日に日に盛り上がり、「地震のため欠席」では悔いが残るだろうと思っての旅立ちでした。前後の飛行機が欠航する中、10時の飛行機は飛んだので、まだ私にも運があるのか…と感じました。

東京は暑く、被災地から出てきた私は照明も違和感で、この日は眠れませんでした。セッションでは新たなる課題がいくつも示唆され、うなりました。これで研究者人生が伸びるかもしれません。なんと叔母が保護者参観みたいに聴きに来て褒めてくれるというおまけつきでした。