教育活動

学部および大学院で担当している授業

藤女子大学人間生活学科、および大学院人間生活学専攻、全学共通科目で以下の科目を担当しています。 時代に即した社会や家族のジェンダー問題について、わかりやすくかつ学生が興味の持てる授業をすることを心がけています。

ジェンダー論(共通科目・全学1・2年後期)

2018年の教養改革で「ジェンダー・キャリア形成」分野ができました。女子大を卒業した学生たちが今後の人生をどう生きるかを、ジェンダーを軸に考えることをモットーにしています。LGBTを題材にしたドラマを見ることもあります。2019年には両キャンパスで約250人の受講生があり、6学科の学生とのかかわりを楽しんでいます。

現代の生活経営(1年生後期)

藤女子大学人間生活学科の必修科目の一つです。生活経営(ライフマネジメント)には、人生設計という意味と人々が時間、お金、エネルギーをどう分配していくかという生活設計の2つの意味が掛詞のようになっています。なぜ働くのか、いつまで働くのか、働かないで老後の年金はどうなるのか、専業主婦に明日がないのか???授業を通して将来を考えましょう。

子育ての比較文化(2年生前期)

現代家政専修の必修学科です。私が研究してきた、アジアの子育て、北欧の子育てを中心に、文化の違いと子育ての違いについて理解します。そこからアタリマエに思っていた日本の子育てが逆照射できるのが異文化理解の面白いところです。時にはニュージーランド研究をしていらっしゃる先生やイギリス人の先生がゲストでいらっしゃるのもお楽しみです。

家庭と社会(3年生前期)

現代家政専修の必修科目です。近代家族や標準家族を超えて、これからの家族・・・シェアハウスや同性パートナーシップ婚、家族全体の1割を超したひとり親家庭、それらをめぐるさまざまな課題など。家族の多様性を認め合うことを到達目標にしています。

 

テーマ研究A(4年生前期)

現代家政専修の先生方とオムニバスで行う授業です。今年は「共働きで子どもを持つA子さん」を主人公に、生活時間、女性のライフコース、住居、乳児のミルク最新事情、オムツ(ポリマー最新事情)その他、防災、食のイベントなど体験型の授業です。

人間生活学研究演習(3年生通年)

3年生から4年生へと続くゼミの1年目です。今年はまず「ジョジョ格差」の本を輪読し、現代社会の不思議を討論しています。ここで社会学の視角を作り、女性問題の専門書に繋げていきます。デスクワークのみならず、講演を聞きに行くなどのフィールドワークも予定しています。なによりも、仲良しのゼミをつくりましょう。

卒業研究演習・卒業研究(4年生通年)

4年生の集大成のゼミです。各自が卒論のテーマを絞り、調査をして卒論を書く。12月まで突貫工事のような作業になりますが、学生たちは懸命に取り組みま す。家族関係や女性・ジェンダー主なテーマに。卒論指導をする私はキビシイ一面もありますが、ときには時間外に人生を語りながら学びを深めます。最後まで伴走します!

人間生活環境学特講2「家族と生活文化」(大学院)

大学人間生活学専攻の特講です。子どもや若者と社会を切り口にゼミを展開しています。私自身学ぶことが多い貴重な時間です。

人間環境学演習・特別研究(大学院)

子育てやジェンダーをテーマとするゼミおよび特別研究(修論指導)です。

院生それぞれのテーマにそって、文献をあたり、調査をして、論文を執筆します。

 

この他に「男女共同社会と女性」(4年)「家族と法律」(4年)「北国のライフコーディネート(分担)」(3年)「家政学のルーツ(分担)」(1年)を担当します。